2006年 08月 28日
いつまでも元気に走るSLの姿を見ていたい |
NHK BSのSL復活 C571よ永遠にを見た
いたんできたC57 1号機を解体して点検・修理するという内容のものだった
堀田さんという技師のC57-1復活に賭ける意気込みとやる気は伝わってきた
伝わってきたが、残念ながら今後のSLについては、かなり将来が暗いと思わざるを得なかった
理由としては
・修復した後に、1つの動輪が異常発熱していたが、これはフレームの歪みによるもので、その原因としては、組立上のノウハウが有ったと思われるが、それが喪失している また、フレームの歪みを組立前に話題の3次元測定器で測定しておくべきだったが、そのような気配は微塵もみられなかった
・あるパーツの「ショウ」がどこか決められずにいた堀田氏の姿が映し出されたが、そのパーツの働きをつきつめれば、どこが原点となるべきかは分かるはずで、わからないままに加工してしまったというのはいただけなかった
・堀田氏と、鋳物の部品製造工程のそれぞれに弟子が居たが、そのどちらも製造に対しての知識や意欲に欠け、レベルが低いと言わざるを得なかった(本人に接したことも無いのにこのようなことを言って申し訳ないが、私の経験では、あの映像を見る限り、もの作りには「向かない」二人だと思う)
・そして、最後に、こういう非効率的なものの生産・補修については、カネを出してくれるところがとことん減ってきているということが画面の裏側から滲み出てきていたということ
「ものづくり」なんとか(大学とか職業訓練センターとか)ってのが流行のようだけど、とても ものづくりに重きを置いている国・産業界だとは思えない
知識を継承する気配も無いし、そういう素質の人間もその職には居ない
技術立国などと言ってはいるが、それを作る腕をもった職人には、見合った報酬が支払われず、結果、腕があっても仕事が続かず、跡目を継ぐものも収入の低さに二の足を踏む
技術は廃れ、不良品の山を作り、修理できるものさえ放置・廃棄するようになる
なんとかしたいが...
こちらも->
いたんできたC57 1号機を解体して点検・修理するという内容のものだった
堀田さんという技師のC57-1復活に賭ける意気込みとやる気は伝わってきた
伝わってきたが、残念ながら今後のSLについては、かなり将来が暗いと思わざるを得なかった
理由としては
・修復した後に、1つの動輪が異常発熱していたが、これはフレームの歪みによるもので、その原因としては、組立上のノウハウが有ったと思われるが、それが喪失している また、フレームの歪みを組立前に話題の3次元測定器で測定しておくべきだったが、そのような気配は微塵もみられなかった
・あるパーツの「ショウ」がどこか決められずにいた堀田氏の姿が映し出されたが、そのパーツの働きをつきつめれば、どこが原点となるべきかは分かるはずで、わからないままに加工してしまったというのはいただけなかった
・堀田氏と、鋳物の部品製造工程のそれぞれに弟子が居たが、そのどちらも製造に対しての知識や意欲に欠け、レベルが低いと言わざるを得なかった(本人に接したことも無いのにこのようなことを言って申し訳ないが、私の経験では、あの映像を見る限り、もの作りには「向かない」二人だと思う)
・そして、最後に、こういう非効率的なものの生産・補修については、カネを出してくれるところがとことん減ってきているということが画面の裏側から滲み出てきていたということ
「ものづくり」なんとか(大学とか職業訓練センターとか)ってのが流行のようだけど、とても ものづくりに重きを置いている国・産業界だとは思えない
知識を継承する気配も無いし、そういう素質の人間もその職には居ない
技術立国などと言ってはいるが、それを作る腕をもった職人には、見合った報酬が支払われず、結果、腕があっても仕事が続かず、跡目を継ぐものも収入の低さに二の足を踏む
技術は廃れ、不良品の山を作り、修理できるものさえ放置・廃棄するようになる
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by ugatsu
| 2006-08-28 22:16
| 便利になって...